予見されるビジョン

 

 

グローバル展開している製造業ではない多くの国内型企業において、つぎのような変化が起こる。

 

  • 必要に応える事業ではなく、「強み」を中心に据えた「欲求」に応える付加価値の高い事業へ転換する。
  • 「モノ」に関わる事業から、「コト」「ヒト」に関わる事業に転換する。
  • 海外市場とのつながりが増える。
  • 起業率が高まる。

 

 

未来シナリオ

 

「予見されるビジョン」に基づき、つぎの未来シナリオの実現に向けて、経営をデザインするコンサルタントとして仕事に取り組んでいく。

 

★真のコンサルタントの必要性が高まる

 

変化のスピードが加速し未来の見通しをすることがますます難しくなる今の世の中では、経営者向けに企業の成長性と存続性を同時に高める支援をおこなうコンサルタントの必要性が高まる。

 

★コンサルタントに求められる資質が変化する

 

一昔前のコンサルタントの価値は、成功法則や成功事例を知っていることにあった。

 

つまり、クライアントが知らないベスト・プラクティスを知っているという情報格差が存在することで、自らの報酬を生み出していたが、インターネットの発達によりこれだけ情報余りの時代になると、クライアントが知らないことを自分が知っているという状態を維持することが難しくなっている。

 

仮に、そのような情報格差を作ることが出来たとしても、変化のスピードが早い環境では、過去に上手くいったやり方が目前の企業の課題を解決することに役立つ可能性は低くなっている。

 

今後のコンサルタント像は、知識の伝達ではなくクライアントと共に個別の課題に一から取り組んでいく姿が必要になる。

 

その際、目先の巧拙だけに囚われることなく、手段と目的を取り違えることもなく、クライアント自身の成長と変化というゴールを見失わずに無形の価値を提供し続けることが一層大切になる。

 

★経営者という道を選ぶ人が増え、しかも幸福な経営者が増える

 

「儲かる」や「やるべき」から、「好き」へと起業動機が変化していくことで、仕事のスタイルとして積極的に経営者を選ぶ人が増えてくる。

 

「好き」をベースとした事業は、ストレスが少なく、付加価値が高いビジネスモデルを構築できる可能性が高いために、幸福な経営者が増える。

 

★日本人が自信を持って、豊かな生活を送る

 

現在、工業化社会と情報化社会の狭間で停滞している日本で、その次の知価社会へと移行が行われ、世界の中で確固たる存在価値を発揮することで、日本人が自信と豊かさの両方を手に入れることになる。